純正ナビが古くなってきた、でも新しいナビに何万円もかけたくない。そんな人は多いだろう。最近はスマホをつないで使うディスプレイオーディオが安く手に入るようになったが、安すぎる中華製品は品質が心配だ。今回は、EONONの7インチディスプレイオーディオ「X3J」をコペンに取り付けてみた。取り付け方法から実際に使ってみた感想まで、忖度なしでお伝えする。
内容物と本体
X3Jは2DINサイズのディスプレイオーディオだ。箱を開けると、本体、ケーブル類、取り付けネジ、説明書が入っている。内容物はシンプルだ。

まず驚いたのは本体の軽さ。持った瞬間に「軽っ」と声が出るほどだ。

前面の下部にはEONONのロゴがあり、ボリューム調整ダイヤルとホームボタン、USB Type-Cの充電ポート、AUX端子が付いている。

背面の端子もシンプルで、配線に迷うことはなさそうだ。

ケーブル類は別の箱に入っていて、最初からギボシ端子が付けられている。自分でギボシを付ける必要がないので、取り付けはかなり楽になる。

説明書はしっかり日本語で書かれており、海外製品にありがちな怪しい日本語でもない。この時点で好印象だ。
コペンへの取り付け方法
パネルを外す

まずはナビ周りのパネルを外す。コペンはこの作業がものすごく簡単だ。グローブボックスを開けて、裏側からパネルを押すと爪が外れる。これまでいろいろな車のナビ交換をしてきたが、コペンは比較的やりやすい部類に入る。同じダイハツでも、タントやムーヴはパネルを外すのが少し面倒だ。
ナビを取り外す

次にネジを緩めてナビを外す。上に1個、その下に小さいネジがあり、合計4個外せばナビが動くようになる。

あとは裏側のカプラーとギボシを抜けば取り外し完了だ。
なお、私の車はすでに社外ナビを付けていたため、変換ハーネスが付いた状態だった。純正ナビから初めて社外品に交換する場合は、メーカーごとに専用の変換ハーネスが必要になるので、事前に準備しておこう。
配線を接続する

付属の配線を本体に接続し、車側のギボシとつないでいく。基本的には同じ色同士をつなげば良いが、中華製品だと色が違うこともある。X3Jは配線に日本語で説明が書かれているので、迷わず作業できた。これは本当にありがたい。
また、コペンはリアスピーカーがないため、リアスピーカー用の配線は使わない。中華系のナビはギボシが緩かったり、接続が弱かったりすることもあるが、X3Jはしっかりしていた。作業中に破損する心配もなく、取り付けやすさはかなり良い。
ちなみに、作業したのは真夏。暑すぎて本当に大変だった。夏にやる作業ではないので、できれば涼しい時期にやることをおすすめする。
取り付け後の見た目と設定

取り付けが完了した。私の取り付けが下手で少し隙間ができてしまったが、7インチという大きさはコペンにぴったりのサイズ感だ。
電源を入れると、ホーム画面にはCarPlay、Android Auto、Bluetooth、ラジオが並ぶ。

ホームボタンを押せば、ミラーリング、AirPlay、電話、USB、リアカメラ(オプション)、AV入力なども選べる。

設定画面は日本語にしっかり対応しているので、迷うことはない。スマートフォンの接続設定、画面調整、イコライザーなど項目は豊富だ。ステアリングスイッチがある車なら、ここで設定することもできる。
私が変更したのは操作音だけだ。初期設定ではオンになっているが、タップのたびに音が鳴るのが気になったのでオフにした。それ以外は特にいじっていない。ホーム画面へは、画面左上のホームボタンか本体の物理ボタンで戻れる。
実際に使ってみた感想
Android Auto

私が普段使っているのはAndroid Autoだ。LINE MUSICで音楽を流したり、トヨタのマップアプリ「モビリンク」やGoogleマップでナビをしたりしている。

音量調整はナビ左上のつまみで行うことができ、非常に操作しやすい。1回押すだけでミュートにできるのも便利なポイントだ。ドライブスルーで注文するときなど、瞬時に音を消せるのはありがたい。

7インチなので画面が小さいかと思っていたが、まったく問題なく見える。マップが小さく感じたら、タップすれば全画面表示に切り替えられる。動作もサクサクで、指にしっかり追従してくれる。若干カクつく場面はあるが、拡大・縮小をしても基本的にはストレスなく使える。
ラジオ

ホーム画面からラジオを選べば、周波数を合わせてラジオを聴くことができる。ワイドFMにも対応している。私は普段ラジオを聴かないが、必要な人には十分な機能だろう。
Bluetooth

CarPlayやAndroid Autoがあるのに、Bluetoothを使う場面なんてあるのかと思う人もいるだろう。実はこの2つ、スマホの電池消費がかなり激しい。マップの表示にスマホのGPSを使うため、バッテリーの減りが早くなるのだ。音楽だけ聴きたいときは、Bluetoothを使うのも1つの選択肢になる。
接続すると画面にスマホの名前が表示され、音楽を流せる。表示はシンプルになるが、曲送り、曲戻し、再生・停止、音量調整は問題なくできる。
ミラーリング

X3Jはスマホ画面のミラーリングにも対応している。iPhoneならAirPlay、AndroidならMiracastを使う。今回はiPhoneで試してみた。
- 設定画面のスマホマークをタップし、CarPlay/Android AutoからAirPlay(またはMiracast)に切り替える
- ホーム画面に戻り、AirPlayを選択する
- iPhoneをディスプレイオーディオのWi-Fiに接続する(パスワードは「8」を8個)
- iPhoneの画面ミラーリングから、表示されたディスプレイオーディオを選択する

これでiPhoneの画面がディスプレイオーディオに映る。YouTubeなどの動画もきれいに再生でき、音もしっかり出る。停車中や休憩中に動画を見たい人にはうれしい機能だ。
EONON X3Jのスペックまとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サイズ | 2DIN |
| 画面 | 7インチ QLEDパネル(1024×600) |
| スマホ連携 | ワイヤレスCarPlay、Android Auto |
| ミラーリング | AirPlay、Miracast |
| Bluetooth | 5.0 |
| ラジオ | FM(ワイドFM対応) |
| 端子 | USB Type-C急速充電ポート、AUX |
| その他 | 物理ボタン、バックカメラ対応(別売) |
| 価格 | 16,800円(Amazon) |
最近のナビは大画面化が進んでいて、7インチは小さい部類に入る。しかし7インチなら、コペンのような車でもきれいに収まる。だから私は7インチが大好きだ。
まとめ
これだけの機能が揃って16,800円は、かなり破格だと思う。取り付けやすさ、日本語対応、動作のサクサク感と、安い中華製品にありがちな不安はほとんど感じなかった。Android Autoも普通に使えるので、個人的にはむちゃくちゃ良い商品だと感じた。純正ナビを安くアップデートしたい人は、ぜひチェックしてみてほしい。
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