洗車で汚れを落とすときに多くの人が行う油分除去。そして、油分除去剤の代表的なのがPROVIDEから発売されているOCメンテナンスクリーナーだろう。しかし、最近はWAX WASHからリアクリーンが発売された。そして、昔から長年発売されているGANABASSのPM-LIGHT。今回はその3つを比較していく。
各商品の概要
GANBASS PM-LIGHT
PM-LIGHTは、今回使う油分除去剤の中で唯一、塗装を削らない商品となっている。成分は ミネラルスピリットのみとなっている。ミネラルスピリットは石油系溶剤なので、匂いが気になる。
PROVIDE OC メンテナンスクリーナー
成分は、スターダットソルベントとアモルファスシリカ。スターダットソルベントはミネラルスピリットの別名なので、PM-LIGHTと同じ成分が含まれているということになる。そして、アモルファスシリカは簡単に言えば研磨剤の成分。ここが、PM-LIGHTとOCメンテナスクリーナーの大きな違い。OCメンテナスクリーナーには塗装を少しだけ削る力がある。
WAX WASH リアクリーン
成分はアルミ系粒子、シリコーンオイル、炭化水素系溶剤、界面活性剤。アルミ系粒子、シリコーンオイル、界面活性剤は研磨剤に含まれることのある成分となっている。そのため、PM-LIGHTよりもOCメンテナンスクリーナーに近い油分除去剤だと言える。
3つを表でまとめると
PM-LIGHT | OCメンテナンスクリーナー | リアクリーン | |
成分 | ミネラルスピリット | スターダットソルベント、アモルファスシリカ | アルミ系粒子、シリコーンオイル、炭化水素系溶剤、界面活性剤 |
研磨成分 | × | 〇 | 〇 |
価格 | ¥2,695 | ¥2,200 | ¥3,300 |
比較施工開始
ミラー下の水垢
GANBASS PM-LIGHT
液体はドロッとした感じで石油系の匂いがする。
しっかりとミラー下の水垢を取ることができた。施工自体はとても軽くて、施工しやすい。おそらく年季が入った水垢でなければPM-LIGHTで除去可能。
施工したあとのクロスはこのような感じで黒くなっている。付いている水垢を取ってくれたのと、塗装に付いている油分を取ってくれた結果だと思う。
PROVIDE OCメンテナンスクリーナー
液体は、PM-LIGHTに比べるとどっしりとしている。ワックスを柔らかくした感じに近い。
OCメンテナスクリーナーでももちろんミラー下の水垢を取ることができます。施工性に関してはPM-LIGHTよりは重みがあって少し施工しにくいと感じた。
施工した後のクロスはもちろん黒くなっている。
WAX WASH リアクリーン
液体は、今回比較に使っている油分除去剤の中で最もサラッとしている。
2つの油分除去剤同様にミラー下の水垢を取ることができた。施工性に関しては一番重たいように感じた。液体自体が滑らない感じがした。
比較施工後のクロス
左からPM-LIGHT、OCメンテナスクリーナー、リアクリーンとなっている。すべてのクロスが汚れており、どの油分除去剤でも汚れが取れることが分かった。1番汚れているクロスはリアクリーンという結果になった。
リアクリーン発売元によると
リアクリーンを発売しているWAX WASHの川上さんは、「リアクリーンはOCメンテナンスクリーナーよりも除去力が弱く作られている」とTwitter(新:X)にて発言している。
比較施工は失敗かもしれない
塗装の箇所によって汚れ具合が違う。そのため、今回の比較が必ずしも正しいとは言えない。特に、開発者の発言と結果が異なっていたことから失敗といえる可能性が高い。
【動画】3つの油分除去剤で水垢を除去してみる
【結論】OCメンテナンスクリーナーを買えば間違いない!
ということで今回は3つの油分除去剤を比較した。GANBASS PM-LIGHTだけが研磨成分を配合していないため、優しく油分除去することができます。一方、PROVIDE OCメンテナンスクリーナーとWAX WASH リアクリーンは研磨成分が配合されています。性能と価格を比べた時に最もコスパが良いのはOCメンテナンスクリーナーだろう。塗装を削りたくない人はPM-LIGHT、しっかりとクリーニングしたい人はOCメンテナンスクリーナーを選ぶと良い。そして、PM-LIGHTより強いが、OCメンテナンスクリーナーよりは弱くクリーニングしたい場合は、リアクリーンを選ぶと良いだろう。
今回比較した商品の購入
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