日本一小さい車。それがスズキツイン。かわいらしいデザインで人気が出ると思いきや2年で販売終了。おそらくこの車の存在自体を知らない人のほうが多いだろう。もちろん私も身近に乗っている人がいなければ興味が湧かなかったどころか、知ることもなかったかもしれない。今回はスズキ ツインを買った理由、そして魅力をお伝えする。
目次
ツインを知ったきっかけ
車屋で見かけた小さな車
私がツインを初めて近くで見たのは、初めての愛車を買った車屋だ。その車屋にはツインが数台いた。ツインを詳しく知らなかった私からすれば異常事態だし、なんだこの車屋はと思った。そして、そのツインが車屋の整備士の車と知ったのはもう少し後のお話。
ツインに惚れこんでいる整備士
その車屋にはツインを愛してやまない整備士がいた。その整備士は車を複数持つスタイルだった。そして、よく車が変わる整備士だった。しかし、ツインを手放すことはなかった。他の車が入れ替わってもツインだけはずっと彼の元にいた。おそらくツインと両想いなのだろう。整備士が惚れ込みまっくている車。私は気になってしょうがなかった。
スズキツインを選んだ理由
小さくて燃費のいい車が欲しかった

セカンドカーを買う上で以下のことを条件とした。
- 小さくて扱いやすい
- 乗り降りがしやすい
- 燃費が良い
- 個性がある
- 総額30万円以内
この5点を条件とした結果、奇跡的にスズキ ツインが当てはまったわけだ。
ツインの見た目と個性に惹かれた

最初は、ぼやっとスズキ ツインが欲しいなと考えている程度だった。そんな時、いつもお世話になっている車屋さんにスズキツインが入庫してきた。全塗装されており、他の人と被らない点にも惹かれた。どうやら私は全塗装の車を買う人生らしい(最近購入したロードスターも全塗装車)。
実際に乗ってみた感想
街乗りの快適さと取り回しの良さは最高

スズキツインは見た目が小さい上に最小回転半径は3.6m。そのため、道路や敷地内を簡単に回ることができる。また、狭い道の右左折も軽々こなすことができる。ツインに乗っていれば、通れない道などない。
加速やパワー感
スズキツインは44馬力で、現代の軽自動車と比較すると非力と言える。しかし、重量は600kgという軽さなのでパワー不足はあまり感じない。もちろん、坂道などではアクセルを踏み込む必要があるが、速度を落とすことなく上ることができる。
ロードスターとの違いと使い分け

ロードスターとツインはどちらも2人乗りだ。そして、ツインの乗り心地は意外にもロードスターと同じくらいと言える。そのため、使い分けが難しい。簡単な使い分けとして、楽しく運転したいときや、長距離移動のときはロードスターを使っている。そして、普段のちょっとした移動にはツインを使っている。この使い分けだと1週間で6日間、ツインに乗ることになる。ロードスターごめん。
燃費と維持費
3カ月乗った実燃費

この3カ月で走行した距離は1,624km。そして、給油の回数は9回だ。走行した距離は多めだが給油回数は少なめ。
これまでの給油量と走行距離から計算すると平均燃費は15.95km/Lだった。ちなみに、最低燃費は12.465km/L、最高燃費は22.471km/Lだ。約20年前の車なのに、燃費が20km/Lを超えるのは衝撃だ。もうこれはハイブリッドカーといっても過言ではない。これからスズキのアクアって呼ぼうかな。
年間維持費はこれくらい!保険・税金など
次に燃費以外の維持費。主に、保険や税金となる。私は20歳で、今回保険に新規で加入した。つまり、6等級ということ。これで毎月の支払額は約13,000円。そして、今年の税金は約13,000円となる予定。
気になる・不満な点
長距離・高速道路ではちょっと厳しい

ツインは意外と乗り心地が良いと言った。それはあくまで座り心地の話。長距離を一般道で走るならまだしも、高速道路はかなり厳しい。私のツインは3ATということで、高速道路になるとエンジンが唸る。しかも、あの小さな車で高速道路に乗るのはシンプルに恐怖感もある。走り続けていたら塵になりそうだ。そのため、高速道路には連れ込まないようにしている。
ドリンクホルダーが遠い

これは、納車してからしばらくして気づいた。ドリンクホルダーがかなり奥かつ下側に配置されている。そのため、ちょっと手を伸ばしても、ドリンクホルダーに手が届かない場合が多い。おしりからしっかりと前に体を動かす必要がある。まあ、普段の短距離移動の中でドリンクホルダーを使う機会は少ないから許す。
どんな人にスズキツインはおすすめ?
セカンドカー・通勤カーを探している人
ツインがおすすめな人は、セカンドカーを探している人だ。ツインをメインカーとすることを否定はしないが、いろんな意味で苦しいものがあると思う。買い物に行く程度の車が欲しいという人にはぴったりだ。また、住んでいる地域の道が狭いという人にもおすすめ。これだけ小さいツインに走れない道などほぼ存在しない。
車が好きで“個性のある車”が欲しい人
ツインは個性が溢れすぎた車と言える。他の人と被りたくない、変わった車が欲しいという方にはおすすめの車となっている。そして、意外にもカスタムパーツも豊富なので、自分好みに仕上げることもできる。
小さい車が好き&運転が好きな人
現在ではスマートなどが小さな車づくりをしているが、ツインは小さな車の先駆けともいえる。こんなにかわいらしくて、たくましくて、小さい車が他にあるだろうか、いやないだろう。また、ATでも走りを存分に楽しめる車となっている。
【まとめ】スズキツインは個性と趣味が溢れた車
スズキ ツインは、小さな見た目でありながら走りを楽しむことができる車となっている。そして、最小回転半径は3,6mなので、どこでも曲がることができる。こんなに小回りが効いて運転しやすい車は他にないだろう。そして、燃費も良いので経済的な車両である。ただ、2人乗りで荷物もたくさんは載らないので、セカンドカーとして買うことをおすすめする。中古相場は、大きく上がりも下がりもしていないので、買ってもそこまで値崩れするということはないと思う。これからも日常でツインを使い倒していこうと思う。
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