とうとうマツダの新しいSUV「CX-60」が、ヨーロッパとアジアで発表された。マツダ初のPHEVということになる。6気筒ガソリンエンジン、6気筒ディーゼルエンジンでの展開がある。4月7日には、日本でも発表される予定だ。今回は海外のレビュー動画を参考に、CX-60を細かく見ていく。
外装
フロント
見た目はまるで外車のような高級感を感じる。トヨタでいうレクサス的な感じだ。ヘッドランプはモダンな印象となっている。LEDが標準装備され、フロントグリルには、フィンが縦に入っている。大きいマツダのロゴの裏にはセンサーが隠されている。
サイド
サイドはこんな感じ。ボンネットが長いのは、エンジンの搭載位置が縦方向だからだ。全長は4075mmとなっている。つまりCX-5より170mm大きいサイズとなっている。その長さはすべてホイールベースに反映されている。そのためリアは少し広くなっている。リアに向かうにつれて、スポーティーなフォルムになっている。
リア
LEDランプは、外が膨らんでいる。これまでにないくらい、ワイドに広がっている。最近はランプをワイドにしている車が多くみられる。そのためマツダも流行に乗ってきたのだろう。
マフラーは4本出しのように見える。しかしこれはすべてフェイクだ。本当のマフラーは中央の下についている。
内装
ドア
ドアの内側のトップにはやわらかい素材。見た目も質感も素晴らしい。本物の木も使用している。高級なトリムとなっている。その下には明るいファブリック素材。ボタンもしっかりとしているように見える。持ち手の部分は本物のレザーかはわからない。ドアの下にはゴムパッドがついてない。ゴムパッドはどこへ。まさかのシャーシ側についている。これは面白い。
ステアリング
ステアリングはかなり変わったように見える。高級感があって、内側に明るい輪郭のステッチが施されている。ステアリングも電動での操作が可能。ステアリングの左側には、ボリューム用のボタン。右側で、クルーズコントロールの操作ができる。
シート
シートは電動で動かすことが可能。自動でポジションを合わせる機能もついている。また、身長を入力することで、シートを自動で合わせてくれる。マツダ車では初となる。これがどれくらい、運転手に合う位置になるのか楽しみだ。ダッシュボードにはファブリックカバー、そして12インチのスクリーン。もちろんタッチスクリーンではない。アップルカープレイとアンドロイドオートが、使えるようになるらしい。
コンソール
エアコンの操作系はすべてボタン。やっぱりボタンが良いよな。前面には12Vの電源。真ん中のコンソールはデザインが素晴らしい。明るいウッド素材を使っており、見た目が素晴らしい。収納スペースには、USB-Cを搭載。コンソールも、CX-5よりも少し大きめとなっているから、収納の面では完璧。
スクリーン
ヘッドアップディスプレイはオプションで装備することが可能。マツダ3では標準装備だったはず。CX-60にはたくさんのカメラがついている。そのおかげで、12インチのスクリーンに様々な視点を映すこができる。すべてのカメラをつかい、車を透かしてみるような機能もある。そのためカメラによっては、駐車場の様子(車の下)もわかる。
リアシート
ドアは90度以上開くようになっている。そのため、乗り降りやチャイルドシートの取り付けなどが便利だ。ただ隣の車にぶつけないように注意だね。リアの内側もフロントと同じようになっている。真ん中にコンフォートタクシーのようなトンネルはない。これで5人快適に座れる。USB-Cの充電が2つとシガーソケットを搭載。シートヒーターも使用可能。真ん中の椅子を倒すことで、カップホルダーが2つ登場。
シートは、かなり大きな角度を調整可能。
トランク
トランクは電動ハッチ。容量は、570~1730リットル。少なくともCX-5より50リットル多い。縦に長さは約93センチ。横には100センチ。幅もかなり広い。下にはオプションで、BOSEの音響機器が装備可能。音楽も楽しめる車となっている。そしてトランクにもシガーソケットがある。今流行りのキャンプで活躍しそうだ。