いつの間にかたくさんのグラフェンコーティングが誕生した洗車業界。前回は、ルミナス グラフェンスプレーとTHE CLASS バレットグラフェンを比較した。今回は、クラウドファンディング時代から人気のBLASK No.12とBLUEMIX グラフェンシャインを比較する。
価格差
グラフェンコーティングといえば価格が高いイメージ。ガラス系より高いのは事実。ただ、昔より価格が落ち着いてきて買いやすくはなっている。
商品 | 内容量 | 価格 |
BLASK No.12 | 500ml | ¥6,600 |
BLUEMIX グラフェンシャイン | 500ml | ¥4,780 |
内容量は同じなので価格の比較がしやすい。2つの価格差は1,820円。性能の違いでこの価格差は妥当なのか調べていく。
施工性
グラフェンシャイン
グラフェンシャインはグラフェンコーティングの中でもムラになりやすい部類だと思う。拭き上げ後は、ライトを当てて確認したほうが良い
No.12
No.12は液剤がボディーにスッと入っていく。そのため、ムラになる心配はないと言えるだろう。そして、柑橘系の良い匂いがするので施工していて気持ち良い。
艶
グラフェンシャイン
深く黒い艶がしっかりと出ている。ここまで濃く出てくれると見ていて気持ち良い。そして傷埋め効果もそれなりに感じる。
No.12
グラフェンシャインに比べて薄めの艶となっている。しかし、No.12のほうが塗装本来の艶に近いと言えるだろう。
スリック性
グラフェンシャイン
手で触った感じすごいスリック性を感じる。ツルツルで一生触っていられる。
No.12
ツルツルで手触りが良い。しかし比べるとグラフェンシャインより劣る。ただ、微々たる差なので比べなければ分からない。
物の落下時間を計測
スリック性を確かめるために物を滑らせてみる。結果は、No.12が1.05秒、グラフェンシャインが1.02秒。ちょっとの差でグラフェンシャインの方が勝ちという結果になった。やはり比べないと分からないくらいの微々たる差だ。
大きな違いが出た撥水
今回の比較で大きな違いが出たのが撥水性能。どちらもバチバチの撥水といえる。しかし、No.12のほうが強強強撥水となっている。No.12の撥水がすごすぎた。
まとまった水をかけると...
まとまった水をかけると、どちらも水がきれいに引いていく。どちらも水引きは完璧。しかし、No.12の方が圧倒的に速い。撥水性能はNo.12の完勝といえるだろう。
防汚性
そもそも両方あまり汚れていない。やはり雨が降らないと防汚性を比較するのは難しい。しかし、両方防汚性が高いから汚れていないとも考えることができる。実際No.12はマツダ MPVに施工して防汚性が高いことは知っている。両方、同じくらい防汚性が高いと言って良いだろう。
【動画】施工から撥水の様子まで確認!
【結論】どっちを使っても車は喜ぶ
今回は、BLASK No.12とBLUEMIX グラフェンシャインを比較した。どちらも良いコーティング剤なのは間違いないだろう。濃い艶を求めるならグラフェンシャイン、落ち着いた艶を求めるならNo.12を買うと良い。そして撥水が好きな方はNo.12のほうがおすすめだ。施工のしやすさもNo.12のほうが上だ。私がどちらかを使えと言われればNo.12を選ぶ。気になったかたはぜひ購入を検討してみてほしい。最後に2商品の比較をまとめて終わりにする。
No.12 | グラフェンシャイン | |
施工性 | ◎ | 〇 |
艶 | ◎(落ち着いている) | ◎(濃い) |
スリック性 | 〇 | ◎ |
撥水性 | ◎ | 〇 |
防汚性 | △ | △ |
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